24/06/28

　「いつも　どこかへ　たびをしている」でおむかえした、つんと上を向いた鼻が愛くるしいいのししを包みから取り出す。雨だよ、ようこそ。

　身体が重い。いつもよりも遅いスピードでとぼとぼと歩く。すんなり起きられないのも走りにいけないのも全部が雨のせいではないけれど、雨のせいということにしておかないとやってられない。住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』を読了した。今日はネイルが紫陽花色になっていたひとにかわいいですねと話しかけたら、「青系は初めてで」とうれしそうにしてくれてかわいいですね、と胸のなかで思う。マフィンという言葉で思い起こされる記憶。昨夜は半額になっていた鯛のあらを買って、あら汁と煮つけを作ってお腹いっぱい食べた。そうしたら今夜にまた食べるつもりのあら汁のことばかり考えてしまい、だったら朝ごはんから食べればよかったのに、と気づく今さらの夕食前。